多嚢胞性卵巣症候群の治療
多嚢胞性卵巣症候群PCOSとは?
多嚢胞性卵巣症候群は、
卵胞が卵巣の中にたくさんでき排卵が起こりにくくなる病態です。
本来卵巣にはたくさんの卵細胞があり、
平均して月にひとつずつ成熟します。
卵細胞は卵胞という袋に包まれ
この袋が大きくなり破裂して排卵されます。
その排卵が何らかの原因で障害されます。
卵巣には多数の嚢胞が観察されます。
明確な原因はまだ特定されていませんが、
男性ホルモンの過剰産生やインスリンとの関連、
内分泌異常など複数の要素が
組み合わされてできると考えられています。
排卵障害と聞くと病気のように感じますが
一連の病的な状態ととらえたほうがよいかもしれません。
軽度なものが多いですが治療は必要です。
多嚢胞性卵巣症候群PCOSの症状は?
*月経異常
*肥満
*男性化
この3つを大きな特徴とします。
*月経異常・・・排卵が起こりにくいことによる月経不順、不正出血、無月経。不妊の原因にもなります。
*肥満・・・・・肥満に伴う体脂肪に男性ホルモンやエストロゲンがたくさん蓄えられるため分泌異常を引き起こす。また血中のインスリン濃度が高く血糖降下の減弱が関与することによって排卵機能の低下を引き起こす。
*男性化・・・・卵胞のなかではテストステロン(男性ホルモン)が作られるため血中濃度が増加し、にきび、多毛,低音声などの男性化がみられる。
多嚢胞性卵巣症候群PCOSの治療について
月経を周期的に起こすような治療を行います。
多嚢胞性卵巣症候群と聞くと
「なんだか大変な病気なのでは?」
と不安に感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし深刻に考えず、
生活を見直し体質を改善することで
「変化」を感じることがあるのです。
改善するには?
多嚢胞性卵巣症候群には、
原因は複数ありますが、
卵巣を覆っている膜が厚くなることによって起こる
排卵障害ですから、
鍼灸の施術では
下記の改善を目的とします。
・血行障害
・ホルモンバランスの乱れ
・排泄機能の低下
・自律神経の異常
・消化器系の異常
ストレス、生活パターン、食事、睡眠などを見直すとともに
自律神経とホルモンバランスの乱れを整え
消化器官を正常にし血行を促し排泄機能を高め
体質を改善することで
結果的に多嚢胞性卵巣症候群が
改善される可能性があると考えられます。
東洋医学では
月経異常は4つの体質に分かれます。
*若いころに月経が少なく、ある年齢で肥満し始める(月経が少なくなってから太った人、早くに閉経した人)
*月経が多く、日数が長い、手足の冷えが強い
*月経周期が早く、月経前にイライラが強い
*無月経(排卵なし)、極端に胃腸が弱い
月経不順の施術とは冷えたために
血が少なくなった血を増やす、
血に入った冷えまたは熱をとる。
滞った血(お血)を改善する。
顔にシミがある、皮膚の色が黒ずんでいる
または顔色は白く頬だけピンク色で
唇が荒れやすいのが特徴です。
日々の食事がカラダをつくります
加工品はなるべく避け素材に近いかたちで食べることが
人間の生命力を活性化するのではないでしょうか。
排泄機能を低下させるもの
・スナック菓子
・砂糖を使ったお菓子
・添加物を含むもの
・冷飲食
・小麦類
血流を良くするもの
・ストレッチ
・軽い運動
・腹巻
・足湯、靴下
またココロの改善も必要です。
ストレスは自律神経のバランスを崩します。
本来のカラダの働きや治癒力を取り戻すため
ココロにも栄養を与えてください。
そして維持することも大事です。
カラダ、ココロが改善しても生活リズムの乱れにより
月経不順に戻ってしまう場合があります。
もしもどってしまったらその都度治すことが必要です。
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