きがえるカラダ的ライフスタイル
⑭関節の可動域と筋ポンプによる血流改善
子供と公園に行くと毎回思うことがあります。
無邪気に遊んでいる姿を見ていると「あれ?そういえば近頃こんな動き、こんな姿勢をしてないな・・・」と。
腕をブンブン振り回す、大きくジャンプやカラダをひねる。
こんなことを当たり前のようにそして楽しそうにやっている子供たち。
「大人の私たちがいまこんな動きをしたら、どこか傷めてしまいそう。」と思ってしまいます。
動かそうと思えば「動ける」てステキだなと思います。
腕をブンブン振り回さなくても日常生活で困ることはないし、ジャンプやひねることをしなくても命に関わることではありませんが、
自分の思い通りにカラダ動かせているか?と考えると今一度自分のカラダの状態を知ることは必要だと感じます。
私たちも子供のころはたくさん動いていたはずです。
しかし、今は育児や家事、仕事で同じような毎日を送り、同じ動きの繰り返しでカラダのしなやかさが失われています。
赤ちゃんを抱っこしていれば肩は内側に入り、仕事では酷使する部位、負担がかかる部位が限局されてきます。
一日を振り返ると関節と筋肉を最大に動かす動作は意外と少ないなと感じます。
関節を最大に動かせば、関節内の潤滑を促し骨や関節をまたいで付いている筋肉も伸ばされます。
更に筋肉を意識して使うことで筋ポンプにより血をポンピングすることができます。
結果、血流が改善し冷えや老廃物が流れ、筋・靭帯などの各組織のしなやかさが戻ってきます。本来の動きを取り戻せるのです。
カラダにとって心地よい動きと姿勢をとることができるのです。
自分の数年後数十年後を想像してカラダの柔軟性を維持しましょう。
カラダにはたくさんの関節がありますがひとつひとつ丁寧に可動域をひろげるとカラダに良いことが起こります。
①まずは大きな関節から
首、肩、腰、膝を十分に柔らかくします。
関節の角度を変えながら動く方向すべて最大限に動かします。
②次にその先にある関節にアプローチします。
肘、手首、体幹(肋骨)、足首を柔らかくします。
屈曲や伸展、回旋を意識しましょう。
③仕上げに手足の指を一本ずつほぐします。
※大きな事故や手術などで片側に古傷がある方は関節可動域に左右差があります。
左右差がある方は、先ず左右同じ動きができることを目標にしてみましょう。
筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで血管に圧力をかけ
末梢神経の静脈血を心臓に戻す働きのこと。
筋ポンプ作用が十分に働かないと静脈血の戻りが悪くなりむくみにつながります。
特にふくらはぎの筋ポンプ作用は重要で、歩行時の静脈にかかる圧力を下げてくれます。
・身体の保護
・産熱
・筋ポンプ作用
血流改善には冷えないようにしてカラダをきつく締め付けるような服装は避けましょう。
体幹、手足を屈曲・伸展、回旋するだけでも筋肉にとってよい刺激となります。
さらにこれを発展させて考えてみると姿勢や動きで感情をコントロールできることになりそうです。
カラダにとって理想的な姿勢や動きをすればプラスの感情が湧き出てくるかもしれないし、マイナスの感情を抑えることができるかもしれません。
「気持ち良い」「嬉しい」などプラスの感情をもっている状態になればカラダにとって良い動きを体現できる。
逆に「気持ち良い」と感じる動きをすればプラスの感情が引き起こされる。
カラダのしなやかさで潜在能力を引き出せるかもしれません。
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